ご自身の黒目(角膜)の周囲が白くなっているのを偶然見つけ、「中心部に向かって広がってくるようで、いずれ角膜全体が真っ白になりませんか?」とか、「白内障になったようですが」と心配され来院されるケースがあります。
この角膜周囲の白い濁りは脂質が沈着して起こったもので、男性に多く、年齢が高くなるにつれて見つかりやすく、80歳以上100%に存在することから、老人環(写真)と呼ばれます。
老人環の進行のパターンは、先ず角膜の下方周辺に弧状の濁りとして始まり、次第に上方周辺にも見られ、さらに進むと上下の弧状の濁りは合わさって環状になります。
ただし角膜中央へ向かって広がることはないため、視力を障害することはなく、治療を必要としません。
老人環がある場合、総コレステロール値が高いことが知られています。
さらに50歳未満に認められれば、急性心筋梗塞などの冠動脈疾患との関連が高いため、高脂血症の検査をすべきです。
一覧に戻る
西宮駅 南バスターミナル向かいのエイヴィスプラザ2階(一階はダイエー阪神西宮店)
エイヴィスプラザ地下駐車場をご利用いただけます。
1時間までの駐車サービス券をお渡しいたします。
受付に駐車券をご提示ください。