Q. オルソケラトロジーのレンズと通常のコンタクトレンズと何が違うのですか?
A. 通常のコンタクトレンズは外せば当然見えませんが、オルソケラトロジーのレンズは装用中は勿論のこと外しても見えるようになります。
ただし、短時間の装用では矯正が不十分で、外してからしばらく経つと視力が元に戻ってしまいます(復元までの時間も個人差があります)。
夜の睡眠時間を利用して標準6〜8時間レンズを装用して角膜の矯正をしておけば、眼鏡やコンタクトレンズなしでいられる時間が長くなります。
「寝ているだけで近視が治る!」のではなく、「寝ている時間を利用して近視・乱視を矯正する」ということです。 |
|||
Q. 治療中に起こりうる視覚症状は何かありますか?
A. 治療初期には、蛍光灯や信号の光が(特に夜間)にじんだり連なって見えたりする症状、ハローを多くの方が経験します。
また、日没後の自動車のライトを非常にまぶしく感じる症状、グレアも治療初期に経験されることがあります。
また、乱視の悪化は治療前の乱視の程度に関わらず、中等度〜強度近視眼の約1/3に経験します。二重に物が見え、
極端な場合は四角の枠の中に字を書けない(はみ出してしまう)こともあります。
この場合はいったん矯正のペースを緩めてレンズを何度も交換しながら、辛抱強く治療しなければなりません。 |
|||
Q. 子供・老人でも治療を受けられますか?
A. 年齢に限らず、本人が医師の指導を正しく理解できないか、あるいは実行できない心配がある場合には、
これを補助できる人が身近にいることが条件です。この場合、本人以外の身近な人は通常のハードコンタクトレンズの装用ができる知識と技量を身につける必要があります。
本来、性別や年齢には関係ありませんが、若い人ほど角膜に柔軟性があり、一般的には効果が高いといえます。 |
|||
Q. 近視矯正手術を受けた人でもオルソケラトロジーを受けられますか?
A. 近視矯正手術後に残存する屈折異常を減らす方法の一つとして、このオルソケラトロジーは効果があります。
ただし、手術により生じた角膜組織の混濁や欠損を治すことはできないため、手術後のヘイズ(もや)、ハロー(光のにじみ)、
グレア(まぶしさ)などは減らないかもしれません。 |
|||
Q. なぜ、オルソケラトロジーの治療費は24万円もするのですか?
A. オルソケラトロジーの本体はレンズ販売ではなく、「治療」だからです。現在のコンタクトレンズショップのように
「処方して販売すれば終わり」なら、治療費は数万円にすることもできます。しかし、角膜形状を矯正して視力向上を狙った本治療では、
最初に処方したレンズがそのまま使えるケースは少なく、数ミクロンの差によって全く治療効果が出ない、
あるいはむしろ乱視が強くなるなど逆効果になることがあります。また、治療過程でハロー※(光のにじみ)、
グレア※(眩しさ)(※前述)などの視覚異常が起こることも、特に強度近視の方には珍しくありません。
これらに対しては院内で何度もフィッティングを行って徐々に減らすしか方法がなく、
検査とレンズ交換を何度も繰り返さざるをえないケースもあります。近視・乱視度の改善に加えてこれらを長期にわたって診療することは、
時間と専門性、さらに研修コストを要求されます。たとえば、米国ではレンズが現地製造されているためにコストが低く、
レンズの原価は日本に比べて当然低廉なのですが、医療行為というソフトに対する金銭対価は高いため、
オルソケラトロジー全体治療費として両眼で US$2,500 〜 US$3,500 という数字です(US$1,500 という表示をみることがありますが、
この場合レンズがすべて別途実費という価格体系となっています)。 |
|||
| Copyright(c) 2004 ふじもと眼科 All Rights Reserved. | |||