オルソケラトロジーの合併症は、レンズを清潔に保って装用に慣れ定期検査および指導に従っていれば、 通常のハードコンタクトレンズ装用と同等とされております。この高い安全性は、LASIKなどの手術とは全く異なり角膜組織を傷つけないためでしょう。 しかし、一方でオルソケラトロジーは、通常のハードコンタクトレンズ装用と比較して、1)特殊なデザインのレンズ装用、2)角膜形状の変化、3)就寝時装用の点で異なるため、 長期的には通常のハードコンタクトレンズより角膜に及ぼす影響が強いという心配もあります。予想される角膜への影響のうち最も注意しなければならない部位は角膜内皮と考えますが、 いまのところ内皮検査に基づく安全性は確認されておりません。我々は角膜内皮の追跡調査を厳重に行い、他の検査と共にあなた様の眼の安全を確認しますが、 医師の指示に従わない、あるいは受診指定日のキャンセルなどで治療が計画通りに行われないと、本人が気付かないまま角膜障害を放置する危険性があります。
(1)年齢
年齢制限はありませんが、若年者であるほど有効との報告があります。
(2)近視・乱視の程度
通常は軽度〜中程度の近視(-1.00∼-4.50ディオプター(D)以内)あるいは軽度の乱視(1.5D程度まで)に最も効果があります。 この範囲を超えた強い近視(視力でいえば0.08未満)を矯正するほど乱視が悪化するケースが多くなり、視力は改善しますが、 「眼鏡・コンタクトレンズが不要になる」という水準まで向上する確率は低くなります。 強度の近視(-8.00Dまで)の方には、乱視の悪化を理解していただき、近視改善をある程度犠牲にしても(視力1.0を目指すのではなく、0.4∼0.5など)、 乱視を最小限に抑えながらの視力の改善を目指した治療を行います。そのためには、段階的に何度もレンズを交換する必要があるため、矯正に期間を要します。
Copyright(c) 2004 ふじもと眼科 All Rights Reserved.